第二十回は、奈良県の特別養護老人ホーム様での撮影の様子をお届けします。
こちらの施設様(以下、A施設)は、今年で4回目の撮影のなる施設です。弊社が創業したころからポータブルレントゲン撮影を実施させていただいている施設です。毎年ご依頼していただき、ありがとうございます。 では、早速レポートしてまいります。毎度のごとく、撮影予定者名簿の作成は、事前にご担当者様とメールでやり取りをさせていただき、撮影までに余裕をもって準備させていただくことができました。ちなみに、名簿は、撮影予定日の1か月前くらいに、弊社から前回の名簿をお渡しして、それに加筆修正していただくか、施設側ですでにお持ちの名簿を頂戴しております。必要な情報は、お名前(漢字・カナ)・性別・生年月日の4項目だけです。そして、その名簿は、撮影日の1週間前くらいまでに送り返してもらっています。 さて、撮影当日ですが、いつもの様に30分ほど前に到着して、撮影場所までご案内していただき、撮影の準備をさせていただきました。準備は、15分もあれば十分ですので、あとは施設側のタイミングで撮影をスタートさせていただいております。今回も、9:30撮影開始予定だったのですが、9:20頃には撮影が始まりました。撮影が始まると、後は次から次へと順番に撮影していくだけなんですけど、A施設だけに限らず、ご入居者様の年齢や状態を考えると、時間の経過とともに良くなっていくことはあまりないんですよね。どちらかというと、良くて現状維持で大半が悪くなっていきます。要介護3が4になったりということですよね。A施設も、大半の方が通常の車いす撮影なのですが、なんとなくリクライニングタイプの方が多くなったような気がするのは、私の年齢が上がっていくのと同時に体力が落ちていきているせいかもしれません。ただ、大声を出される方とか、暴力的な方とはいらっしゃらなかったような気がします。 弊社では、施設側にも撮影のお手伝いをお願いすることがございます。それは、ご入居者様が一番の信頼を置かれているスタッフの皆様でしか対応できないことがあるからです。基本的には、弊社スタッフだけで撮影を実施しておりますが、必要に応じてご協力をお願いしますので、その際はよろしくお願いします。 今回のA施設では、全員のかたでお手伝いをお願いすることがなかったように思います。ただ、手の拘縮や、撮影時に力が入ってしまって顎が上がらずに、手やあごが肺の部分にかかってしまうことがあります。その際は、無理をせずに、その場で担当者の方に了解を得てそのままで撮影させていただいております。当然、読影もできる範囲の中でということになってしまいますが、無理やり手を広げたりするとケガをしてしまうリスクもありますので、無理をしないようにしております。今回も、何名かで肺の部分に手が入ったり顎が入ったりしましたが、了解を得て撮影をさせていただきました。撮影終了後、スタッフの方々にお礼をしてA施設を出たのですが、施設前の桜が見事に満開になっており、癒されました。毎年同じような日程での撮影日になっているので、当然に満開になっていることが多いのですが、何度見ても疲れを、心を癒してくれます。 A施設様、また次年度の撮影依頼もお待ちしております。何卒、よろしくお願い申し上げます。 ポータブルレントゲン撮影では、通常の撮影が困難な方の撮影ができることが大変大きなメリットだと考えております。そして、ご入居者様にも、スタッフの皆様にも、弊社に撮影の依頼をして良かったと思ってもらえるように心がけております。そして、これからも、サービスの向上を心掛け、皆様と接してまいりたいと思います。
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