第十九回は、某府県の施設での撮影実施レポートをお届けいたします。
さて、今回、とある事情から某府県の施設(以下、A施設)とさせていただきました。 A施設は、今年で3回目の実施になる施設です。2年前に、弊社のホームページをご覧になられたとのことで、ポータブルレントゲン撮影に関してお問い合わせをいただきました。余談なのですが、弊社のホームページからお問い合わせをいただくことが、最近増えてまいりました。おそらく、コロナの影響もあるのだろうと思われます。現在、各施設様では、できるだけ不特定多数の外部との接触を避けようとすることは当然検討されていらっしゃるかと思いますので、年に一度の胸部レントゲン撮影を、室内でご検討されることは自然なことなのかと思ったりもします。いかんせん、100名程度の施設ですと、長いところでは2~3か月程度の時間をかけて病院までピストン送迎されているというお話しも耳にしますので。 すみません。少し、話が脱線しました。まず、A施設との撮影予定者名簿のやり取りは、FAXを使用して行っております。本来ですと、撮影日の1か月ほど前にこちらから前年度の名簿を送付して、その名簿に加筆修正をして頂くのですが、それよりも早くにFAXで名簿が届きましたので、前年の名簿は送付することがありませんでした。 弊社では、レントゲン撮影用のパソコンに、事前に頂戴した名簿の情報を取り込んで撮影に臨みます。当日は、撮影者のフルネームを確認しながら撮影していくというような流れになります。 さて、A施設の撮影当日に、開始予定時刻の30分前に到着して、撮影場所までご案内していただき、レントゲン撮影の準備をさせていただきました。A施設の撮影場所は、大きなホールがありますので、そのホールを少し仕切って撮影させていただいています。スペースが十分にあると、導線が作りやすいというところがメリットですね。A施設も、撮影している後ろから車いすで連れてこられて、撮影が終了するとそのまま前に向かって退出していきます。車いすの方向を転換せずに済みますし、リクライニングタイプの大きな車いす?(名称を知りません・・・。)も、広いスペースだと、そのまま入室してもらってそのままの方向で退出ができるので大きなメリットです。 A施設も、100名近くの撮影を実施させていただきましたので、リクライニングタイプの人もかなりいらっしゃいました。体力的には、通常の車いすの方より、リクライニングタイプの方の方がハードです。中には、手足の拘縮があり、胸部レントゲンで肺の部分にかかってしまう方もいらっしゃいましたが、そのような時は、施設側に確認させていただき、無理な撮影をせずに手足が動く範囲で撮影をさせていただきました。大切なことは、ケガをさせないことです。それから、昨年も撮影が難しかった、少し暴れられる方です。たしか、昨年は、どうしても撮影ができずに、時間をおいて出直してもらったりしながらの撮影だったように思います。今年も同様に大変な撮影でした。少し、申し訳なかったのですが、施設側に了解をもらって、動かない様に手足を抑えさせていただいての撮影となりました。それでも、撮影時には動いてしまいますので、一番動きの少ない画像を選択させていただいて施設側にも了解を得て、その方の撮影を終了いたしました。いや~、大変でしたが、何とかその方の撮影を終え、そのあとは順調に撮影を進めて全員の撮影が終了いたしました。ただ、今回は、私の体力が・・・。夏バテだったのか、単に体力が落ちてきているのか、撮影人数が80名を超えたあたりから疲れが出てしまい、それ以降は少し元気のない撮影となってしまいました。ここは、大いに反省するとともに、日頃もトレーニングをして体力づくりに励まなければと思いました。ポータブルレントゲン撮影も、体力仕事ですが、施設側のスタッフの皆様は、日常がこのような感じかもしれないかと思いますと、頭が下がる思いです。 これからも、サービスの向上を心掛け、皆様と接してまいりたいと思います。これからも、何卒、よろしくお願い申しあげます。
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