和歌山県の特別養護老人ホームにて。先日、和歌山県の特別養護老人ホーム(以下、特養)と小規模特養(地域密着型)の施設で、ポータブルレントゲン撮影を実施してまいりました。
この施設は、昨年度までは、ご利用者様のレントゲン撮影のために、提携先のクリニックまでピストン送迎をされていたそうです。そうなりますと、一日中連れていけるわけではありませんので、ご利用者様全員を撮影し終わるまでには約2か月強の時間がかかっていたようです。私といたしましては、このように、提携医療機関までピストン送迎されている施設が意外と多いということが実感としてございます。 撮影当日は、撮影開始予定時刻が9:00~でしたので、8:20頃に到着いたしまして撮影機材の準備をさせていただきました。準備は、それほど時間がかかりませんので、8:40頃には、ポータブルレントゲン撮影の準備が整っておりました。すると、施設(特別養護老人ホーム)側も、ご利用者様を連れてこられていて、待機状態となっておりましたので、早速、レントゲン撮影を始めさせていただきました。 今回の特養は、前述しておりますように、初めてポータブルレントゲン撮影を実施させていただきますので、誘導などうまくいくのかなどの不安はありました。しかし、撮影が始まってみると、誘導も非常にスムーズで、順調に撮影が進んでいきました。事前に、1時間で40名程度の撮影が可能なので、それくらいのペースで誘導していただければという話はしておりましたが、それをきちんと実行していただけたということでしょうか。スタッフの皆様のご協力に感謝いたします。 基本的には、撮影場所は1か所でお願いしておりますが、こちらの特養は、人数も多かったこともあり、フロア移動もさせていただきました。移動もスムーズにできたのですが、ひとつ想定外だったことがありました。それは、ベッド上での撮影人数が多かったことです。ご利用者様で、ベッドから車いすへの移乗が困難な場合には、周囲へ配慮をしながらベッド上での撮影も実施(平均で0~2人程度)いたしておりますが、こちらの特養は10人近くいらっしゃったことが想定外でした。ただ、この撮影も、誘導を非常にスムーズにしていただけたので、短時間で終了することができました。 特養の撮影を終了した時点で11時を過ぎておりました。この後、小規模特養(地域密着型)への移動撮影となるのですが、次の撮影終了が12時(昼食時間)を跨いでしまうのではないかという非常に微妙な時間になりましたが、少しくらいなら構わないのでとの施設側のご厚意もあり、移動して撮影を実施させていただくことになりました。これは、弊社のコスト的なお話でもあるのですが、午前中で終了できると非常に助かりますので、ありがたく撮影を実施させていただきました。 ただ、こちらも、いい意味で予想を裏切るような出来事がありました。それは、特養からこの施設までは車で5分ほどなのですが、移動する前に特養から連絡を入れていただいていたようで、到着した時には大半の利用者が順番に並んで待機していただいておりましたので、すぐに、ポータブルレントゲン撮影の機材を組み立てて、準備が整った時点ですぐに撮影を開始することができたことでした。撮影場所も、広い場所を設定していただいていたため、撮影される方の出入りがスムーズに行え、特養の時よりもさらに早く撮影することができた様に感じました。そのおかげもあり、12時までには十分に撮影を終了することができました。 弊社が提供しております、ポータブルレントゲン撮影サービスは、施設側のスタッフのご協力があって初めて成り立ちます。今回の施設も、多くのスタッフにご協力いただき、本当に感謝いたしております。また、来年度もご依頼いただけることを切に願っております。
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